■レーシック知識/乱視の悩みはレーシックで解決ブログ:2020/10/02
恋人と食べる事に出かけた
ある23時の出来事です。
その日、
今後の二人のお付き合いについて切り出す
チャンスをボクは伺っていました。
そういう気配を察してか恋人もちょっとよそよそしい感じ…
中華料理を食べながらまずはお互いの近況報告。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、
帰りの時間が…
時計を見て
慌てて切り出そうとしたところ
「そろそろ出ようか」との恋人の一言。
ボクは「そ、そうね…」と答えながら
頭の中はいつ話そうかといっぱいです。
あまりにも一生懸命考えすぎて緊張していたせいか、
店を出て歩いている途中にあしをくじいてしまいました。
1ヶ月前に捻挫したところと同じ箇所を
また捻挫してしまったのです。
痛さに思わず座り込んでしまいました。
歩こうにもあしに力が入らずに引きずってしまいます。
「テーピングしてあげようか?」
恋人がそう言って薬屋さんを探しに行ってくれましたが、
シャッターがすでに降りていました。
「湿布があったらいいんだけれどな」
とつぶやいたボクに、少し間をおいて
「…湿布ならあるよ」
とボソっと恋人が言いました。
「ここ」と
恋人が指差したところはこしでした。
そう、恋人は腰痛持ちなんですよね。
「ちょっと待ってて」
そう言って出かけて戻ってきた恋人の手には、
こしからはがしてふたつに折りたたんだ湿布と
アルミパック入りの冷凍シャーベットがありました。
その湿布はかなりくたびれていましたが、
ボクにとってはまるでキラキラ光る宝物のように映りました。
「まだ使えるよね」
「うん、大丈夫みたい。ありがとう」
二人で湿布の匂いを確認してあしに貼り直しました。
凍ったシャーベットも機転が利く恋人らしいアイデアです。
あしはひんやり、
心は恋人の優しさにポカポカでした。
■川元誠一
川元誠一の最新情報
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